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| 早稲田大学 第二校歌「人生劇場」 |
2001年1月29日 |

早稲田大学校歌といえば相馬御風作詞の「都の西北」が有名ですが、「人生劇場」は早稲田人の心意気を示すコンパにはつきものの青春賛歌です。早稲田大学の奥嶋康孝現総長の十八番でもあり、昨年11月の福井県支部の懇親会では、見事に「正調節」でご披露いただき会場を盛り上げていただきました。
<人生劇場>
(早稲田を舞台に見立てた尾崎士郎の名作「人生劇場」と同じタイトルの歌謡曲。セリフと歌詞四番は早稲田の学生が付け加えたもので原曲にはありません。近頃は五番もつくられたそうです)
セリフ
1、早稲田の杜が芽生く頃、花の香りは沈丁花、人生意気に感じたら、ビクともするなと銅像が、ビクともせずに風に立つ。崩れかかった築山は江戸の昔の高田富士、町を見下ろすてっぺんで、意気に感じた若者が、夕陽に向かって吼えていた。春と一緒に青春の波がどんどん押し寄せて、男子(おのこ)ばかりか女子(おみな)まで、杜の宴に酔いしれる。逢うは別離(わかれ)の始めとか、さよならだけが人生さ、ああ人生のローマンス。
昨日も聞いた、今日も見た、早稲田の杜に青成瓢吉の出るという。ご存知尾崎士郎原作「人生劇場」の一節より。
ああ歓楽は女の命にして、虚栄は女の真情であります。わずか七日ばかりの享楽を得んがため、哀れはかなくも美しき乙女の貞操は犠牲に供せられたのであります。覆水盆に帰らずのたとえあるが如く、親をいつわりし罪、いと深きかな。ああ哀れメリーさんよ、チンタッター、チンタッタ。
歌詞一番
やると思えば どこまでやるさ それが男の魂(たましい)じゃないか 義理がすたれば この世は闇だ なまじとめるな 夜の雨
セリフ
2、君見ずや荒川土手の緑、さらに緑なるその中に、一点の紅を点ずる者あり、その名をお袖という。月よし酒よしお袖さらによし。深窓の令嬢に恋するを真(まこと)の恋と誰がいう。泣いて笑ってこびを売る月下の酒場の女にも水蓮の如き純情あり。そのとき、かの熱血漢新海一八はこうつぶやいたのであります。
我が胸の燃ゆる想いに比ぶれば煙は薄し桜島山
歌詞二番
あんな女に 未練はないが なぜか涙が 流れてならぬ 男ごころは 男でなけりゃ わかるものかと あきらめた
セリフ
3、時は大正の末年、夕暮れのいと寂しき処、三州横須賀村、印ばん天にもじりの外套、雪駄に乗せたる身もいと軽く、帰り来たりしは音にも聞こえし吉良常なり。
歌詞三番
時世(ときよ)時節(じせつ)は 変わろとままよ 吉良の仁吉(にきち)は 男じゃないか おれも生きたや 仁吉のように 義理と人情の この世界
セリフ
4、ああ夢の世や夢の世や、今は三歳(みとせ)のその昔、いとなつかしき父母や、十有余年がその間、朝な夕なに眺めたる、春は花咲き、夏茂り、秋はもみじの錦衣ぬ、冬は雪降る故郷の、生まれは正しき郷士にて、一人男子(おのこ)と生まれたる、宿世の恋のはかなさか、はたまた運命の悪戯か、浮き立つ雲にさそわれて一人旅立つ東京の、学びの庭は、早稲田なり。
歌詞四番
端(はした)役者の
俺ではあるが 早稲田に学んで 波風(なみかぜ)受けて 行くぞ男の この花道を 人生劇場
いざ序幕
(早稲田大学学生部発行の「早稲田大学小史」から抜粋しました)
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